皆さまこんにちは。総務経理マネージャーのTです。
先週、先々週のブログでNとMが駐車場の整備について書いていましたね。
また駐車場の話? いえ、違います。
去年8月1日に個人事業から法人成りというものをしたのですが、お客様や会社関係の方からたまに、
「合同会社?そういうものがあるんですね〜」といったお言葉をいただきます。
そこで今回は法人化1年を記念して、合同会社とは何ぞや?というところをお話したいと思います。
その前にいつものことですが、寄り道させていただきます(笑)
まず、私たち一人一人を自然人というのに対して、法律が人格を認めた法人というものがあります。
会社法における法人は大きく株式会社(+特例有限会社・第三セクター)と持分会社(合資会社・合名会社・合同会社)とに分かれます。
有限会社もよく見かけますよね。これは実は2006年の会社法施行により株式会社化したのですが、特例として名称はそのまま「有限会社」を用いることになっています。2006年以降は新規設立出来ないので、歴史ある会社が多いです。
他にも税理士法人や社団(財団)法人やNPO法人や生活協同組合なども法人となり、挙げればキリがありません。
一般社団(財団)法人もよく見たり聞いたりはするけどよく分からない物の代表格ではないでしょうか?
社団法人とは複数の人が1つの目的を持って活動する時に、法人格を取得していた方が口座を開いたり部屋を借りたり活動する上で効率がいい!となって設立されたものになります。
財団法人はまとまった財産を何かの為に活かしたいという場合に設立されます。例えばですが、昔から城主の家系でお城を所有していた人が、もっと色んな人に広めたい!と法人所有(既にある財団法人に譲渡等も)にする場合や、趣味が高じて溜まった美術品を見てもらいたいと法人をつくる場合などです。社団法人が人の集まりに対して、財団法人は財産(を管理する人)の集まりとなります。
ちなみに、行政庁にすごく社会貢献してる!と認められると公益社団(財団)法人となります。
あと人格のない社団というのもありますね。
これは「(法)人格をもっていない」ということで、身近なところではPTAや町内会、同窓会やマンションの管理組合なんかもそうです。ただ税法上においては法人とみなされて課税される場合もあるという・・(笑)
さて、たくさん寄り道したところで本筋の合同会社です。
この合同会社という形態はアメリカのLLC(Limited Liability Company)を元に日本でも導入されました。(LCC格安航空会社じゃないですよ!)
株式会社が出資(株主)と経営(取締役)に分離しているのに対して、合同会社は出資と経営が一体化しています。合資・合名会社も持分会社なので同じです。
一体化することで、こういった経営をしていこう!という意思決定がシンプルかつスムーズに進めていける訳であります。
つまり、弊社のような小規模な会社に向いている訳です!!!
まだまだ知名度の低い合同会社ではありますが、実は有名な会社は多いのです。
Apple Japan合同会社、グーグル合同会社、アマゾンジャパン合同会社など、、、もちろんアメリカ本社ではなく日本法人ですが(笑)
なぜこんな有名な会社が?という疑問については、パススルー課税という制度が・・
ここまでいくとあまりに寄り道しすぎなのでこの辺りで止めておきます!
今回も無駄に長い雑学レベルの話にお付き合いいただきましてありがとうございます。
法人成りしてちょうど1年が経ちましたが、改めて白石本舗は「お客様に愛されてここまでやってこられた」と感じております。
日進月歩というよりは、本当に一歩ずつ立ち止まりながらですが、お客様と共に進んでゆきたいと思っております。
創業からは140年近く経ちますが、会社としては2年生です。
今後とも何卒倍旧のご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
これからもブログ、頑張ります!ではまた3週間後!
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