皆さまこんにちは。
総務経理マネージャーのTです。
タイトルに既視感がありますね。。
前回(3週前)のブログで夏の短い夜に少しでも楽しみをと思ってオススメの本を3冊紹介したのですが、
このパターンはブログのネタにしやすいな・・と気づいてしまい、味をしめた私は再度オススメのモノを3つ紹介したいと思います。
しかし今回は本ではありません。昔から時間があれば見ている趣味の一つである「映画」です。
邦画はあまり見ませんので洋画ばかりになりますが、お付き合いください。
まずひとつめ。
「黒猫白猫」
これ結構クセのあるようで無いようで、やっぱりちょっとある映画です。ドナウ川沿岸に住む一族が織りなす、恋やマフィアとの友情や人生模様を描いたパワフルな映画です。
監督はエミール・クストリッツァという映画好きにはお馴染みの人なんですが、この監督の作品はとにかく沢山の動物が出てきます。もちろんタイトルにある猫も。
動物が主役というよりはその時その時の場面において暗喩のような、不思議なカットで使われたり、陽気な音楽と合わせて人々と一緒に踊り狂ったりします。
ひっそりと一人で見て元気になりたい時にオススメの映画ですね。
次にふたつめ。
「ナイトクローラー」
初めから終わりまでほとんど「夜」が舞台の映画です。まともな仕事にありつけない主人公は、夜のロサンゼルスで報道パパラッチなどの姿を通して、視聴率至上主義の報道業界の裏側を目の当たりにします。
その後主人公が取った行動は、身軽な自分ならば簡易的なビデオカメラで「質より早さ」を重視してスクープを撮れるんじゃないか・・というものです。
最初は警察無線を盗み聞きして他のパパラッチより先に事件・事故現場に行きスクープ動画を撮ろうとしますが、なかなか放送局に高値で買い取ってもらえる動画を収めることができません。
過激かつ誰よりも早い動画を撮るため、自身の行動もどんどん過激にエスカレートしてゆき、ついには・・・という映画です。
一応ジャンルとしてはサスペンスに入ると思うのですが、映画を通して「仕事とは、働くとは、お金を稼ぐとは」ということを問われているような気もします。
最後みっつめ。
「約束 ラ・プロミッセ」
フランス映画です。小児ガンに冒された10歳の少年マーティは、病院の看護師たちも大変手を焼くワガママな子なんですが、それは実はずーっと病院で過ごさなければならないという寂しさの裏返しだったりします。
ある日、高齢者だけが入る病棟に入り込んだマーティは、動くことも話すことも出来ない老人ベランと出会います。
マーティはどれだけイタズラをしても怒られない相手を見つけたと喜びますが、ベランはマーティに対して初めはとても疎ましく感じていました。
しかし二人は何度も触れ合ううち、言葉は交わせなくとも病院という狭い世界の中で小さな生きる喜びを見つけ出します。
ベランを演じるミシェル・セローの、ほんの些細な体の動きや目線だけでする演技は必見です。
舞台は病院と後半に少し出てくる外の世界だけです。それでもたったこれだけの要素で人生そのものを表現するこの映画はやはりオススメです。
唯一の欠点は、なかなかTSUTAYAに置いてないことでしょうか笑
勝手にオススメシリーズいかがでしたでしょうか?
今はオリンピックを応援したいところですが、見るものなくなってきたな〜という時にぜひどうぞ!
それでは今日はこのへんで。また3週間後!
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